スピンドル(ガクトコイン)は詐欺?話題を集めた仮想通貨の現在を届けます

2017年・2021年の過去2回、ビットコイン(BTC)半減期の翌年には、仮想通貨バブルが起こっています。

2017年に起こった仮想通貨バブルの勢いに乗っている最中、「株式会社BLACKSTAR&CO.」によってスピンドルプロジェクトが2018年にローンチされました。

多くの人が仮想通貨に注目していたこともあり、被害総額は約220億円まで上っています。

今回は、約5年前に話題を集めたスピンドルの概要や詐欺の可能性が高い理由、仮想通貨詐欺に遭った際の相談先を紹介します。

バブルは過ぎ去っているものの、仮想通貨詐欺はいまだに横行しているので十分注意しましょう。

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スピンドル(ガクトコイン)の基本情報

スピンドル(ガクトコイン)の基本情報

スピンドルの基本情報を以下3つに分けて解説します。

  • スピンドル(ガクトコイン)が開発された理由
  • GACKT(ガクト)氏を広告塔にICOで約220億円集めた仮想通貨
  • 2023年5月のスピンドル(ガクトコイン)の価格

スピンドルについて詳しくない方は、参考にしてください。

スピンドル(ガクトコイン)が開発された目的

スピンドルは、イーサリアムブロックチェーンで用いられているスマートコントラクトという仕組みを活用し、個人投資家と機関投資家がマッチングできるプラットフォーム開発のために発行されました。

個人投資家は機関投資家に比べて資金力が弱いので、チャンス性の高い銘柄を見つけても出せる利益はそれほど大きくありません。

そこで、個人投資家でもチャンスを掴めるようなプラットフォームを作り、誰でも平等に取引を行うことを目的に開発されたのがスピンドルです。

GACKT(ガクト)氏を広告塔にICOで約220億円集めた仮想通貨

スピンドルは、2018年にGACKT氏を広告塔にICOで約220億円集めました。

スピンドルの広告塔としてGACKT氏が関わっていたので、スピンドルと言えばGACKT氏をイメージする方が多く、「ガクトコイン」と呼ばれることもあります。

テレビに出演している大物タレントが関わっているとして、スピンドルは投資家以外の一般層からも注目を集めました。

2023年5月のスピンドル(ガクトコイン)の価格

引用元:CoinMarketCap

上記のチャートを参照すると、現在は約0.0013円を記録しています。

CoinMarketCap上の最高値は約3.84円なので、最高値からは約3000分の1まで暴落しています。

「仮想通貨バブルが去ったから今は暴落している」と考えている方もいるようですが、ビットコイン(BTC)が大きく値崩れしていないことから、実際はプロジェクト自体に問題がある可能性が高いです。

スピンドルの価格がここまで暴落した理由は、次の見出しで解説します。

スピンドル(ガクトコイン)は詐欺の可能性が高い3つの理由

スピンドル(ガクトコイン)は詐欺の可能性が高い3つの理由

スピンドルが詐欺の可能性が高いと言われている理由は、次の3つです。

  • 公式サイトが無くプロジェクトが停滞している
  • 創業者が行政処分を受けている
  • 運営会社が日本からイギリスへ拠点を映している

それぞれ見ていきましょう。

公式サイトが無くプロジェクトが停滞している

信頼性の高い仮想通貨プロジェクトがローンチされる際には、公式サイトを通じてホワイトペーパーが発表されます。

しかし2023年5月現在、スピンドルの公式サイトを見つけられず、CoinMarketCap上に添付されているホワイトペーパーにもアクセスできません

公式サイトやホワイトペーパーが用意されていない以上、投資家はプロジェクトが進んでいるかどうか確認できないため、仮想通貨の価格は下がっていく一方です。

チャートを見てもスピンドルの価格は下落の一途を辿っています。創業者はプロジェクトを進行させる気がなく、ICOで集めた資金を持ち逃げする目的だった可能性が高いでしょう。

創業者が行政処分を受けている

スピンドルの発案者は、ドラグーンキャピタル株式会社の代表取締役である宇田修一氏です。

ドラグーンキャピタル株式会社は出資金を運用せず、約50%を不正に使用したことが発覚したため、過去に金融商品取引業者の登録取り消し処分を受けています。

また、宇田修一氏が代表取締役のドラグーンキャピタル株式会社の社員が、そのままスピンドルの発行元である株式会社BLACKSTAR&CO.に勤めているという噂も上がっています。

しかし、宇田修一氏が受けた行政処分は1つだけではありません。初めて行政処分を受けた2年後となる2018年4月16日に報告微取命令、2018年6月7日に付業務改善命令を受けています。

3度も行政処分を受けていることから、宇田修一氏は詐欺を目的にスピンドルを開発した可能性が高いでしょう。

運営会社が日本からイギリスへ拠点を映している

スピンドルの運営会社である株式会社BLACKSTAR&CO.は、「日本は仮想通貨の規制が厳しい」といった理由で、2018年に日本からイギリスへ拠点を移しています。

宇田修一氏の度重なる行政処分や、衆議院議員の野田聖子氏とガクト氏が協力して金融庁に圧力をかけた疑いがかかった後の拠点移動でした。

そのため、世間からは「宇田修一は海外へ逃げた」と言われるようになり、スピンドル価格が下落する大きな要因の1つとなりました。

仮想通貨詐欺に遭った場合は弁護士へ相談しよう

仮想通貨詐欺に遭った場合は弁護士へ相談しよう

仮想通貨詐欺は、手口を変えて常に横行しています。

基本的には、仮想通貨について深く知らない一般層がターゲットにされるケースが多いです。NFTやメタバースの台頭により仮想通貨の基礎知識がある投資家でも騙される危険性が出てきています。

詐欺に遭った際の相談先として警察や消費生活センター、調査会社などが挙げられますが、真っ先に弁護士へ相談することをおすすめします。

警察や消費生活センターでは、詐欺師に対して法的措置を取れないため、返金請求を行えません。返金請求を行いたい方は、仮想通貨詐欺に遭った場合は弁護士へ相談しましょう。

また、最近はSNSを活用した詐欺師が増えており、弁護士では訴訟に必要な証拠を集められない可能性があります。その場合、インターネットに強い調査会社へ相談し、証拠集めをしましょう。

弁護士と調査会社が提携している場合もあるので、証拠が少ない場合には提携している弁護士事務所に相談することをおすすめします。

まとめ

今回は、スピンドルの基本情報やスピンドルが詐欺の可能性が高い理由、仮想通貨詐欺に遭った場合の相談先を紹介しました。

スピンドルのように、有名人と連携して行われる仮想通貨詐欺は多いです。

しかしスピンドルの場合、GACKT氏を広告塔として知名度が高まったため、GACKT氏が直接詐欺を働いたというわけではありません。そのため、GACKT氏ではなく、スピンドルを開発した運営会社に非があります。

仮想通貨詐欺による被害はいまだに拡大しているので、詐欺が発覚した際には弁護士事務所へ相談しましょう。

ART法律事務所は無料相談を受け付けているので、「これ以上お金を失いたくない」と考えている方は、ART法律事務所に無料相談することをおすすめします。

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恋愛詐欺や海外FX・仮想通貨詐欺の被害に遭われた方は、まず法律事務所に無料相談しましょう。

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