国際恋愛詐欺は警察では解決できない?完全解決を目指せる対処法とは?

近年、社会問題になりつつある恋愛詐欺。年々その被害額は増加傾向にあり、数千万円を超える被害も出ている状況です。

恋愛詐欺は名前の通り、“詐欺”であることから警察に被害届を出すイメージがあるでしょう。

しかし、恋愛詐欺における詐欺の完全解決を目指す場合、警察では難しいかもしれません。

この記事では、完全解決を目指せる対処法や国際恋愛詐欺師が多いサイトについて解説します。

国際恋愛詐欺の被害に遭われた方や、被害を未然に回避したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

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国際恋愛詐欺とは

国際ロマンス詐欺とは

国際恋愛詐欺とは、架空の外国人になりきった詐欺師がマッチングアプリやSNSのサービスを利用し、日本人から金銭を奪い取る詐欺手口のことです。

美男美女の画像を利用した上に軍人や医師、令嬢などといった社会的地位でアピールし、ターゲットを誘惑します。

ターゲットが信じきったタイミングで金銭を要求し、大金を送金後、急に音信不通になるといった流れです。

現金、仮想通貨など手口やスタイルはさまざまですが、ネット上で外国人を名乗る人物から金銭を奪われるという点は共通しています。

年々被害が拡大している詐欺手口なので、対処法やよく出没するサイトを知っておき、被害を未然に回避しましょう。

国際恋愛詐欺は警察に相談すべき?

国際ロマンス詐欺は警察に相談すべき?

国際恋愛詐欺は、詐欺師が金銭を取得する目的でターゲットを騙しているため、立派な詐欺事件です。

犯人や被害者が存在する事件ではありますが、国際恋愛詐欺は警察に相談するだけでは逮捕や返金請求が難しいです。

この項目では、警察へ相談しても解決できない理由について、以下4つに分けて解説します。

  • 詐欺事件だが相手の特定が難しい
  • 民事不介入の原則がある
  • 古い考えの警察官がいる
  • 引き渡し条約を結んでいない国は逮捕できない

それぞれ解説します。

詐欺事件だが相手の特定が難しい

国際恋愛詐欺は、詐欺事件として該当しますが、相手の特定が難しいです。

被害者と詐欺師の接点は、ほとんどの場合、SNSやマッチングアプリのみです。

マッチングアプリは、身分証を提出しなければ利用できないサイトが多いですが、詐欺師は身分証を提出せずに登録できるサービスを使用しています。

そのため、警察が捜査を行なっても詐欺師の身元を特定できず、事件の解決につながりません。

ただし、国内で詐欺師の身元と口座情報が特定できている場合は、警察が動いてくれる可能性があります。

国際恋愛詐欺の被害に遭ってしまった方は、メッセージのやり取りや振り込んだ口座情報を保存しておき、証拠と一緒に被害届を提出しましょう。

民事不介入の原則がある

警察は、民事不介入の原則があるため、詐欺師に対して返金請求を行えません。

仮に、警察が国際恋愛詐欺師を逮捕しても返金されず、被害者の方は被害を回復できずに終わってしまいます。

口頭で注意や説得を行なって返金を促すことはできますが、法的拘束力はありません。

詐欺師の逮捕だけでなく、被害の回復も望んでいる方は、「警察以外に国際恋愛詐欺被害を相談できる機関」を参考にしてください。

古い考えの警察官がいる

古い考えの警察官が在籍している警察署では、被害者に説教をしたり、取り合ってくれなかったりするケースが多いです。

近年、国際恋愛詐欺の被害が拡大しているため、国際捜査課やサイバー犯罪専門の部門が発足している警察署が増えています。

しかし、2023年5月現在の段階では、まだまだ国際捜査や恋愛詐欺の理解が追いついていない警察署が多いです。

国際恋愛詐欺は、インターネットが急速に発展して出現した事件のため、日本の警察官とは相性が悪いといえるでしょう。

引き渡し条約を結んでいない国は逮捕できない

国際恋愛詐欺の犯人は、海外に在住しているケースが多く、引き渡し条約を結んでいない国の詐欺師は逮捕できません。

2023年5月現在、日本はアメリカと韓国の2国しか引き渡し条約を結んでいません。

日本は他国と比べて引き渡し条約を結んでいる数が少なく、国際恋愛詐欺師も理解して日本人をターゲットにしています。

現在の法律では、海外在住の犯人を逮捕することはほぼ不可能なので、警察以外の機関に相談して解決を目指しましょう。

国際恋愛詐欺師も警察では対処不可と知っている

国際ロマンス詐欺師も警察では対処不可と知っている

恋愛詐欺師は、日本では警察が恋愛詐欺に対応しないことをよく知っています。

詐欺師の中には、詐欺グループの1人が別の人間を装い、「被害が出たなら警察に行け」とSNSで促すといった事例もあります。

警察は対応してくれず、仮に受理されても時間がかかるため、逃げる時間は十分にあると判断しているのです。

警察では身元特定に時間がかかるだけでなく、対応してくれないケースも多いので、「警察以外に国際恋愛詐欺被害を相談できる機関」を参考に別の相談機関を利用しましょう。

警察では対処できない国際恋愛詐欺師が多いサイト

警察では対処できない国際ロマンス詐欺師が多いサイト

警察では対処できない国際恋愛詐欺師が多いサイトは、以下3つです。

  • マッチングアプリ
  • SNS
  • 言語学習アプリ

国際恋愛詐欺師が出没するアプリを知り、利用を控えるようにしましょう。

マッチングアプリ

マッチングアプリは、海外の人でも日本人とマッチングしやすいため、恋愛詐欺の温床になりやすいです。

詐欺師が利用している代表的なマッチングアプリとして、Tinderやタップルがあげられます。

特に、Tinderは男性でも無料でサービスを利用できるため、お金に困っている人を騙しやすいアプリです。

また、詐欺師が用意した架空のマッチングアプリを使用し、金銭の要求をする事例も存在します。

架空のマッチングアプリを利用する場合、TwitterやFacebookといった、不特定多数の人と繋がりを持てるSNSから会員登録に誘導します。

URLからダウンロードするだけで金銭を要求されるケースもあるため、インターネット上で知り合ったばかりの人から届くURLは開かないようにしましょう。

SNS

国際恋愛詐欺師は、InstagramやFacebookなどのSNSからコンタクトを取ってくるケースも多いです。

ダイレクトメッセージで「投稿に写っているあなた素敵です」といった日常会話から話を始め、恋愛感情を持っているようにアピールしてきます。

SNSでもマッチングアプリと同様、美男美女の写真を使用し、社会的地位が高いことを投稿でアピールしています。

しかし、国際恋愛詐欺師が投稿やプロフィールに使用している画像は、基本的にネット上で拾った写真です。

投稿内容やプロフィールに騙されず、知らない人からメッセージが来た際は、無視しましょう。

言語学習アプリ

外国人とメッセージ上でコミュニケーションを行い、実践形式で言語を学習できるアプリ内にも詐欺師は潜んでいます。

言語学習アプリは、基本的に勉強を目的としたアプリなので、出会いを求めるのは規約違反です。

しかし、国際恋愛詐欺師は、規約に違反しないようにほかのSNSやLINEに誘導します。

詐欺師は、巧妙な手口を利用して上手く日本人を騙せるように日々試行錯誤しています。

国際恋愛詐欺の被害に遭いたくない方は、SNSやLINEは交換しないとマイルールを設け、言語学習アプリを健全に利用しましょう。

警察以外に国際恋愛詐欺被害を相談できる機関

警察以外に国際ロマンス詐欺被害を相談できる機関

国際恋愛詐欺の解決は、警察では難しいです。

この項目では、警察以外に国際恋愛詐欺被害を相談できる機関を、以下3つご紹介します。

  • 調査会社へ依頼
  • 何でも屋や行政書士に依頼
  • 弁護士へ依頼

警察以外に国際恋愛詐欺被害を相談できる機関を知り、完全解決を目指しましょう。

調査会社へ依頼

国際恋愛詐欺の被害に遭った方は、調査会社への依頼がおすすめです。

国際恋愛詐欺はインターネット上でおこなわれているため、調査にはネットの知識が必須です。

仮想通貨を駆使したり、海外のサーバーをいくつも経由したりしている場合、ネットサーフィンだけの知識ではとても敵いません。

調査会社を使用すれば、プロの方達が詐欺師の特定を迅速に行なってくれます。

調査会社で特定した資料を使えば、弁護士に返金請求をしてもらったり、捜査の手がかりになったりする可能性も高いです。

国際恋愛詐欺師の証拠がなく、八方塞がりの方は、調査会社への依頼がおすすめです。

何でも屋や行政書士に依頼

国際恋愛詐欺の被害に遭った方は、何でも屋や行政書士に依頼する方法も選択肢の1つです。

ITに強い何でも屋であれば、身元特定や証拠を発見できる可能性があります。

ただし、弁護士と違って法律業務を行えないため、詐欺師に対して返金請求を行えません。

また、複雑な案件だけに調査だけで終わってしまい、調査費だけ請求される可能性もあります。

行政書士は法律業務の一部は対応可能ですが、弁護士と比べて範囲が極端に狭いため、詐欺の完全解決は難しいです。

詐欺師からお金を取り返し、被害を回復して日常生活に戻りたいと考えている方は、弁護士への相談がおすすめです。

弁護士へ依頼

国際恋愛詐欺の被害に遭った方は、弁護士への依頼が最もおすすめです。

弁護士は、詐欺師に対して情報開示請求や返金請求を行えるため、事件の完全解決を目指すことが可能です。

また、弁護士は法律業務全般を行えるため、個人情報漏洩といった二次被害も未然に防いでくれます。

ほかの相談先に比べて費用はかかりますが、警察では捜査できない範囲も調査できるため、被害の回復を望めます。

まずは、無料相談が可能な法律事務所に相談し、国際恋愛詐欺師に対して返金請求や情報開示請求ができるか確認してみましょう。

国際恋愛詐欺は警察に相談しても解決が難しい

国際ロマンス詐欺は警察に相談しても解決が難しい

今回は、完全解決を目指せる対処法や国際恋愛詐欺師が多いサイトについて解説しました。

国際恋愛詐欺は、犯人が海外に在住しているケースが多いため、警察に相談しても解決が難しい詐欺事件です。

国際恋愛詐欺の被害に遭い、事件の完全解決を望んでいる方は、弁護士への相談がおすすめです。

特に、以下の法律事務所は国際恋愛詐欺に強い弁護士が在籍しているため、被害を回復したい方は早めの相談をおすすめします。

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この記事を書いた人

詐欺に関する情報サイト「詐欺トラブルZERO」を運営。今まさに問題になっている最新お金トラブルの事例や情報を参考に、国際ロマンス詐欺などの海外を通じた詐欺に悩む方が知りたい情報を、初心者にも分かりやすくお届けします。