「連絡を取っている相手が詐欺師かもしれない」
「詐欺師に騙された可能性がある」
上記のように悩んでいませんか。
近年、FX詐欺は増加傾向にありますが、詐欺師はどのような手口で詐欺を働いているのでしょうか。
FXに関する詐欺は、高額情報商材や自動売買ツールの販売が多いです。言葉巧みに利益の出ない商品を売りつけてくるので、詐欺師の言葉に乗せられてもお金を出さないようにしましょう。
この記事では、FXの代表的な詐欺手口や詐欺を回避するための対策、詐欺に遭った時の相談機関を紹介します。
SNSやマッチングアプリを使った海外FX・仮想通貨投資詐欺の被害者が急増中です。怪しいと感じても好意を感じているからつい騙されてしまうのが、マッチング詐欺.....。
最近の詐欺の事例や返金などの実態はこちらの記事で解説しています。
FXの代表的な詐欺手口3つ
FXの代表的な詐欺手口は、以下3つです。
- SNSで稼いでいるアピールをする
- 恋愛感情を利用する
- 期間限定系ワードで煽る
それぞれ解説していきます。
SNSで稼いでいるアピールをする
「今日も10万円の利益が発生しました!」「今月は調子が悪いけど、月に50万円は達成できそう!」などとInstagramでアピールしている人は、詐欺師の可能性が高いです。
FXの詐欺師がSNSで過度なアピールをする理由は、大きく2つに分けられます。1つ目は、FXを知らない素人層に狙って、簡単に高額ツールを売るためです。2つ目は、他にマーケティング手法を知らないことが挙げられます。
SNS上で自己アピールをしている人の多くは、実際に稼げていません。美女や高級ホテル生活などのキラキラした写真のほとんどは、ネット上で拾った画像です。
SNSで稼いでいるアピールをしている人は詐欺師の可能性が高いので、何らかのメッセージが来た場合には無視しましょう。
恋愛感情を利用する
「あなたとの結婚資金をFXで増やしたい」と誘い、恋愛感情を利用してFXへの出資を求める詐欺も増えています。
初対面の人や知り合いたての人から出資を求められれば、誰もが怪しいと感じるでしょう。
しかし、恋愛感情を利用する詐欺では、初めの数か月間は普通の会話を取るケースが多いです。相手が自分に夢中になっていると確信した後にお金の話を持ちかけてくるので、詐欺に気付きづらいという特徴があります。
「恋は盲目」という言葉があるように、恋愛感情を利用した詐欺には十分注意しましょう。
期間限定系ワードで煽る
「最新のFX自動売買ツールだから、AIの精度が高く利益率が高い」「30人限定販売なので、早く購入することをおすすめします」など、限定性をアピールして購入を煽る詐欺師も多いです。
「今買わないと損をする」と煽りターゲットの冷静さを失わせ、判断力が低下した状態で契約させるのが狙いです。
購入を急かされた場合には、甘い言葉に流されず冷静にあしらいましょう。
FX詐欺を回避するための対策
FX詐欺を回避するための事前対策は、以下3つです。
- 金融ライセンスを取得している国内FX業者を利用する
- 人から持ちかけられた話には乗らない
- お金のかかるツールは購入しない
ラクして短期間で簡単に稼げる系の勧誘は、詐欺の可能性が高いので避けましょう。
金融ライセンスを取得している国内FX業者を利用する
「どのFX業者を利用すればいいか分からない」と悩んでいる方は、以下の特徴に当てはまるFX業者を利用しましょう。
- 金融庁の認可を得ているFX業者
- 国内で運営しているFX業者
金融庁の認可を得ているFX業者は、金融商品取引法の範囲内で営業しています。国内FX業者は透明性が高いため、海外FX業者と比較して安心感があります。
怪しい業者に出会った場合には、以下のHPで金融庁の登録業者か確認しましょう。
人から持ちかけられた話には乗らない
基本的に人から持ちかけられた儲け話で儲かることはありません。むしろ、損をする可能性の方が高いです。
話を持ちかけてくるのには、以下のような目的が必ずあります。
- 紹介すると紹介報酬が貰える
- 上の人から認めてもらえる
自分自身のポジションやお金のために人を紹介しようと考えている業者は多いです。
「美味しい話には必ず裏がある」という言葉通り、見知らぬ人からFXに関する儲け話を持ちかけられた場合、詐欺の可能性が高いので注意しましょう。
お金のかかるツールは購入しない
お金のかかる有料ツールは避けましょう。
高額を出しても利益が出ないツールを渡されたり、業者に入金してもツールをもらえないまま音信不通になる恐れがあります。
正しい知識を付けた上で稼げるようになってから有料ツールを購入しても遅くはないので、慣れないうちは有料ツールを購入しないようにしましょう。
FX詐欺に遭った時の相談機関
詐欺師は人を騙すことに慣れているので、どれだけ注意していても騙される可能性があります。
仮に騙されお金を取られた場合には、以下の機関に相談しましょう。
- 金融庁
- 警察相談専用窓口
- 弁護士
機関ごとの特徴を紹介します。
金融庁
金融庁の「金融サービス利用者相談室」では、金融商品取引法や金融商品販売法などの法律に基づき、アドバイスをもらえます。
下記の情報を細かく伝えると、今後の動きを指示してくれます。
- 取引業者と知り合ったキッカケ
- 詐欺師の情報
- 取り扱っている金融商品
ただし、金融庁では返金請求といった法的措置を取れないので、返金を希望する場合には弁護士への相談がおすすめです。
警察相談専用電話
警察相談専用電話とは、緊急の対応を必要としないトラブル解決のための電話です。
警察相談専用電話は通常の「110番」とは異なり、「#9110」番に電話をかけると、警察総合相談室に繋がります。
取引業者かどうかや今後の対処方法などのアドバイスを貰えます。
相談の結果、業者が詐欺師と判断された場合は被害届を提出し、法的措置を取りましょう。
弁護士
FXの詐欺に遭った場合、最もおすすめの対応策は弁護士に相談することです。
金融庁や警察相談専用電話とは異なり、依頼料金はかかりますが、弁護士は法律業務を行えるため、詐欺師に返金請求を行えます。
また、無料相談が可能な法律事務所もあるので、無料相談を活用して返金請求ができそうか確認するのも一つの手です。
弁護士から「返金請求ができそうです」と言われた際には、費用をかけて弁護士に依頼することをおすすめします。
まとめ
この記事では、FXの詐欺手口や詐欺を回避するための対策、相談機関などを紹介しました。
FXは実態が分かりづらいので、怪しいイメージを抱いている方も多いです。しかし、FX自体は詐欺ではありません。
問題は、FXに関連する詐欺師や詐欺商品です。特に、数十万円の高額情報商材や自動売買ツールなどが多いと言われています。
もしも巧みな言葉で詐欺師に騙されてしまった場合は、今回紹介した相談機関で相談することをおすすめします。「返金してほしい」と考えている方は、以下の法律事務所で相談しましょう。
海外FXや仮想通貨詐欺などの被害に遭われた方は、弁護士へ相談することで騙し取られたお金を取り戻せる可能性があります。
横山法律事務所は、投資詐欺の相談実績が豊富で実際に返金された事例もあるため、できるだけ早く相談をしてみましょう。